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次の日、あたしは学校に向かっていた。


昨日やり込んだおかげで、《髪質補正》なども手に入れることが出来た。


どこからどう見ても、女優並の美人だった。


学校につき、下駄箱で靴を履き替える。そのときも、みんなからの視線を感じていた。


完全な美人になった!頭の中はそのことでいっぱいだ。


教室に入った途端、佐々木が目の前に現れた。そしてあたしをじっと見つめると、憐れむような瞳で笑ってきたのだ。