(ここが…………) 目の前にある大きな建物には立派な文字で« 青道高校»と書かれている。 『やっぱり東京の高校は凄いなー…』 あんぐり開けた口から少しだけため息が漏れる。 ーーー西東京の名門、青道高校。 (ここにやっと辿り着けた…!) 『よしっ!』 自分の頬を軽く叩き、引き締めた顔で校内へを進んだ。