(春人side)
寝てる…………
委員会が長引いて、終わったのは17時半だった。
2時間もだらだら会議しやがって…と内心、毒吐きながら教室に戻ってくると、俺の机に誰かが座っていた。
近くまで行って見ると、それはありさだった。
…………なんで、俺の机で寝てんだ?
待ってた…のか?
と考えていたら、
「帰らないで………」とありさがボソリと呟いた。
まさか。
こいつ、俺と大宮が帰るの嫌で待ってたわけ?
…まじ?
…ああ、やべえ。
本当に可愛すぎる。
自然と顔がにやけそうになるのを手でぐっと抑える。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…