そう決意して待っていたが……

うーーーん、全然来ない。
もう1時間は経っている。
荷物はあるし、帰ってはいないはず。

これなら放課後の呼び出し行けたな…
同学年の男の子の名前書いてあったし、後日ちゃんと謝ればいいか。


なんて考えていると、だんだんと眠くなってきた。

教室の中は誰もいなく、もうすぐ7月に差し掛かるころで、ちょうど日も暖かく…


うん、眠くなってきた。

もし寝てしまって、春人と詩織ちゃんが帰ってしまったらどうしよう。

いや…
そしたらもう元々春人は私のことは好きじゃなかった。


うん!寝ちゃえ!
春人が起こしてくれたらたぶん私のことまだ好きだ!
もしカバンも全部なくなってたら…


その時は、私から別れてあげるのがいいのかもしれない。

春人は優しいから付き合ってくれてるのかもしれないし…



そんなことを思いながら、私は眠りについた。