そして、なぜあんなことをしたのか話した。


「わざわざ写真なんて撮らなくてもよかったのに。」


話し終えて最初に早瀬が口にした言葉がこれだった。


「なっ……俺は早瀬のために……」


反論しようとしたが、確かにその通りだ。

俺がやったことは彼女にとってはおせっかいだった……のかも。

「……っ」

俺の頬は赤に染まる。


その理由は、彼女がすごい綺麗な顔で笑っていたから……


やべぇ……
綺麗すぎる。


マジかよ……
自覚した……
自分の気持ちに。


「ごめんね。そこまで私のことを思ってくれてるなんて思わなかった。
辻くんってほんとバカ。私なんかといても、ちっともいいことないのに。
みんな離れて行っちゃうのに。」


早瀬?


なんだよ、その切なそうな顔は……