教室に戻って来た悠貴は特に変化はなく
舞もなんかニコニコしてるだけでなにも
なさそうだった。
「なあ、悠貴。もしかして舞に告白された?」
俺がこんなことを言うもんだから悠貴は
「‥はあ!?んなわけないだろ!?何がどうなってそうなるんだよ!?」
「いや、舞に好きな奴がいるってその流れで悠貴に話したいことあるって言うからもしかしてと思ってさ‥」
悠貴は優しいし、傷つくようなことも言わないし、俺とは正反対だ。
舞が好きにならない確証はない。
「好きな奴は俺じゃないから安心しろ。まーでも舞ちゃんこれから更に可愛くなるんだろうなあ‥恵斗頑張れよ‥」
俺じゃない??てことはやっぱり舞は
誰かを思ってんのか‥??
そいつはいいな。
あんなに可愛くなろうと必死な舞に
好きだと思われているなんて。
ああ、それが俺だったらいいのに。