「美桃!おっそい何やってンの!?」 怒った侑子が教室の前に立っている 「・・・ご、ゴメン」 「まったく、夜斗までいてなにやってンだか・・・ 夜斗?」 夜斗を見るとボーっとしている。 ああ、この顔・・・ この横顔・・・ そっくり・・・・・。 あの日の、あの人に―・・・ あの人に・・・ さっきまで、無くなっていた殺意が沸いてきた ・・・・ああ、この感じ。 復讐に身をゆだねるって決めたんだ。 なのに