かるく走りながら、家庭科室をでる。


「・・・なあ、美桃?」



「・・・ン?」



「・・・・・・おまえ、好きな人いるン?」



ビビッた。

・・てか、・・・・・え?


「俺、おまえのコト・・・好き・・かも・・・。」



シロップで顔を隠しながら言う夜斗。


そのきれいな横顔。



一瞬だけドキッとした。



・・・・・



・・あ、れ?




これって、チャンスじゃん。


あたしの予想どうり・・・?



このまま、こいつの父親を殺せば


あたしの復讐劇は、終了?




・・・・なんて、簡単な・・・・