in病院

莉花ちゃーん 高杉莉花ちゃーん

『はーい。 莉花行くわよ』
『うぅー(泣)』

トントン

『こんにちは』
『こんにちは 今日はどーしました?』
『莉花が昨日から具合悪そうだったんだけど、今日の朝昨日よりやばそうで。連れてきたのよ』
『そうなんですか。莉花久しぶり。』
『やだっ!翔兄やだ』
『じゃあ違うマッチョの先生呼ぶか?(笑)』
『えっ...』
『待っててな』
『やだ 翔兄でいい』
(可愛いやつだな)
『わかった 莉花いつから具合悪い?』
『昨日から。でも2週間くらい前から息するの辛くなってた』
『そっか』



『しばらく入院して様子を見ることにしましょうか』
『入院なんて大袈裟だよー帰る』
『だめよ莉花!ちゃんと検査しましょ!お願いね翔くん』
『わかりました。じゃあ、入院手続きと莉花のお母さんは入院道具持ってきてもらえますか?莉花これから点滴なので』
『ええ。わかったわよろしくね』
『はい』

(待って待って。点滴って言った?!私点滴がほんと無理なの!今逃げなかったら絶対逃げられない。よしっ)

トントン

『え…』
『莉花?どこ行こうとしてたの?そんな元気残ってるの?』
『だって点滴いやなんだもん。翔兄去年みたいに無理やりするんでしょ?(泣)いやだもん』
『今回は痛くない注射だから。がんばろ?ね?』
『やだ』
『なら莉花を縛らなきゃ行けないけど?(笑)』
『無理っ!縛らないで頑張るから』
『よしっ!いい子だ』

(いつもこう。翔兄にまんまと言いくるめられちゃうの。やだな点滴)