いつまでもこうして泣いていたって、ダメなのは分かっている。 だけど絶望した人生なんて、もうここで終わりで、いい。 きっと僕の好きなあの本の主人公のように、救世主なんて現れてはくれないのだから。 空に向かって手を伸ばす力は、もうない。