電話を切った後、あたしはすっかり浮かれていた。 尚之、あたしが好きになるなんて計算外だったでしょ。それとも計算上? そんなこと関係ないよね。 嬉しくて、ベッドの上でごろごろしまくった。 後悔なんてするわけないじゃん、尚之。 ほら、あたし、付き合えただけでこんなに幸せなんだよ? 会えなくても、あたしは好きだよ。 これが遠距離恋愛ってやつなのかな。 いつかは会ってみたいな。