「なんかお前の笑い顔、太陽みたい」
陸玖がため息を吐きながらボソッと呟いた。
美結は噛みつきそうになるのを堪えて、低音で返す。
「…それほめてんの?」
「いや、太陽みたいで暑苦しいみたいな」
「はあ?最低!ねえ、由姫?」
私も同じこと思ってたなんて言えない…
思わず肩を収縮させると、美結は声を裏返した。
「ちょっとお、由姫!?」
「どんまーい。俺の由姫はお前の味方なんてしねえよ!」
「いつから由姫があんたのものになったとかて!」
「初めからに決まってんだろ!」
いつも通り。
お願い、あと少しだけ。
あと少しだけこのままでいさせて。
陸玖がため息を吐きながらボソッと呟いた。
美結は噛みつきそうになるのを堪えて、低音で返す。
「…それほめてんの?」
「いや、太陽みたいで暑苦しいみたいな」
「はあ?最低!ねえ、由姫?」
私も同じこと思ってたなんて言えない…
思わず肩を収縮させると、美結は声を裏返した。
「ちょっとお、由姫!?」
「どんまーい。俺の由姫はお前の味方なんてしねえよ!」
「いつから由姫があんたのものになったとかて!」
「初めからに決まってんだろ!」
いつも通り。
お願い、あと少しだけ。
あと少しだけこのままでいさせて。