しばらくそうしていたが、雨もさらに強くなりおばさんに促されて家に帰った。



おばさんはお風呂を貯めていてくれてすぐに入るよう言われてお風呂で体を温めた。



冷えた体にはお湯は暑すぎてヒリヒリしたけれど、緩んでしまった心をもう一度締め直すにはちょうど良かった。



そして、陸玖からぶつけられた言葉とおばさんからかけられた言葉を交互に思い返す。



『お前なんか死ねばいい』



『ひとりの人間なんだから』



これからどうしよう。



私はどうすればいいんだろう。