そのまま空気が悪くなることもなく、昼食を普通に食べ終えると、穂積さんに外に行かないかと誘われた。
私は快く頷いてその背中に着いていった。
着いた先は二つの校舎の間にある中庭のベンチだった。
錆びついて汚いベンチだったけれど、我慢してそこに腰かけた。
「中庭誰もいないんだね」
独り言のようにそう呟く。
「みんなだいたい教室かグラウンドだから…」
穂積さんがそう答えてくれて納得していると、急に穂積さんは私の方に体を向けてベンチにその額がつくんじゃないかってほど腰を折り曲げて頭を下げた。
「どっ、どうしたの」
状況についていけず、慌てふためきながら穂積さんの肩に手を置いた。
私は快く頷いてその背中に着いていった。
着いた先は二つの校舎の間にある中庭のベンチだった。
錆びついて汚いベンチだったけれど、我慢してそこに腰かけた。
「中庭誰もいないんだね」
独り言のようにそう呟く。
「みんなだいたい教室かグラウンドだから…」
穂積さんがそう答えてくれて納得していると、急に穂積さんは私の方に体を向けてベンチにその額がつくんじゃないかってほど腰を折り曲げて頭を下げた。
「どっ、どうしたの」
状況についていけず、慌てふためきながら穂積さんの肩に手を置いた。