「なんでだろ?」 そう、学校からここまでずっと同じ車が後ろに止まっていた 「俺、運転手と話つけてくる」 「気をつけてよ?」 「分かってるって」 私たちのいるところから約500m離れた所に停まっている車に隆二が迫ると同時に、車もエンジンをかけた 「おい!待て!」 「隆二!」 「なっ……!」 その車は逃げるのではなく、隆二に向かってアクセルを踏んだ