全ての世界が構築される前、『神』という者達が存在した。
その神は上目だけ良いだけで裏では黒い、そんな者ばかりでした。
『神』といえども、陽を司る『神陽(カヤン)』と陰を司る『神陰(カイン)』がいた。
神陽は光とし、神陰を闇とした。それにより、神陽の者達から神陰は差別された。


『神陰』に産まれた星梦(セィム)と妹・(テルテナ)は同じ神陽の子供に虐められた。
大人になっても神陽からの虐めは収まらなかった。

そんな中、テルテナは『神陽』の妖叉良(ヨシァラ)に出会い。互いを結んだ。それから数年─────『神陽』の妖叉良と『神陰』テルテナの間に子が産まれた。その娘の名を『華夜(カヤ)』と名付けた。

それから数ヶ月後。妖叉良は帰らぬ人となった。それは華夜が産まれ、神陽の者が気付いてしまったからだった。残ってしまったテルテナは何年をもかけて、星梦の所に戻りこのことを告げた。星梦はテルテナを連れ、神の世界を抜けた。そして、新たに神達により作られていく世界から遠くに彼らも世界を創った。
物心がついていた華夜に『想像』という力を与えた。テルテナには『情』。星梦本人は『創造』を。
想像に全てを託し世界の果てで彼らは見守る事にした。

世界を守る『想像』はいつしか心を変え、『想像』を捨てた。
そして闇に染まった。