私達はこんなに頭を下げられたらどうするとか考えてなく、戸惑った。
と、その時!
ダダダダダ!ウィーン!ダダダダダ!キキー!
私達はその音にびっくりして音がした方に見ると、そこには美雪の親戚が来ていた。
きっと先生達が連絡したのだろう。
「遅れてすみません!美雪の親戚の者です。良いんですよ。私達も美雪の辛さを分かってあげられ無かったから。本当にありがとうございました!」
親戚のおばさんが頭を下げた。私達も慌てて言う。
「私達、美雪がまさか辛い思いをしてると知らなくて、本当にありがとうございました!」
名雪が言う。
「ありがとうございました!」
私達も頭を下げた。あの人達以上に下げた。
私も名雪も頭を下げた後涙が後から後から溢れ、悲しみで満ちていた。
その日は美雪の亡きがらと共に寝た。
私達三人が一緒に寝られるのは最後になるから。
美雪はもう二度としゃべらない。
私達はそれでも今までの思い出をたっくさん話した。