「「え、え、えーーーーーーーーーーーーーーーーー!」」
な、なな何ですとぉー?!
「み、み、美雪?う、嘘だよね?」
美雪は震えだし泣き出した。どうやらほんとのよーだ。
「美雪…。どうして殺したの?」
「ヒック…お、父さんに、ヒック!虐待…ヒック!され、てた。な、のに、お、母さん、見て見ぬ振り、したの。やっと別れたと思ったのに、今度は、お、母さんに!虐待…されてた…許、せない。死んでも、許さない。」
そういった美雪の顔は今まで私達の前で見たことない。
その顔は怒りに震え、憎しみを帯びていた。
こんな顔は見たことない。本気に怒っていて、憎しみを帯びていた。
「だから、殺した。お母さんはそんなときにも謝らない。そんな奴が生きている理由なんて一つもない。小さい頃は違ったのに何で?お父さんが死んでから…こんなに…残酷なの?名雪…あこ…。私もお母さんも…おかしくなった見たい…。助けてよ!ねぇ!」
その時美雪の手が怒りで握り締められてたのに、手がダラーンと床に着いた。