保健室のドアにかかる
【出張中】のプレート

こんな大事なときに、、
先生いないとか


保健室に入って
ベットへに向かう

「っ、ごめんな、、」

綾瀬さんをそっとベットに寝かせる。

ごめん、、

俺、気づいてたのに
誰よりも綾瀬さんのこと見てたのに

こんな傷ついてる綾瀬さんを見ると
俺、ほんとに何もしてあげられなかったって、自分にムカつく。

「無力すぎんだよっ、、。」


綾瀬さんの頬にそっと触れてみる



この頬も、もう竹内に触られてんのか‥
そうだよな、、
この前、綾瀬さんと竹内は手繋いでた。


なんで、竹内なんだよっ、、
綾瀬さんに触んなっ

あの光景を見た瞬間
どうしても受け入れられなかった

だけど、顔を真っ赤にして
楽しそうに帰る綾瀬さんを見たら

本当に竹内を好きなんだって、、
少しだけ。ほんと少しだけ、、

竹内に負けたって、、思った。



違うよな?、、綾瀬さん。
竹内のことなんか好きじゃないよな?

付き合わないといけない事情がある

綾瀬さんは望んで竹内と付き合ってるんじゃない、、





こんな風に思わないと
俺、耐えられないんだっ、、


ほんの少しだけ、期待させてっ‥