1限が終わった。
ただ、ただ、授業に出るのに精一杯で
ノートも何も手につかなかった。
2限は体育。
どうしよう、ほんとにやばいっ、、
バレーボールなんて、、出来ない。
動けないよ…
けど、私は体育委員
休むなんて無責任なことできない
だから、やるしかない。
このくらい、耐えられるよね。
更衣室へ向かう子達とは真逆に歩く。
トイレで体操服に着替えて
体育館へと向かう。
私の習慣
だって、みんなと着替えたりなんかしたら
この汚い体がバレちゃうから。
絶対に見られたくない。
『ねぇー、またあの子トイレで着替えて出てきたんだけどー。』
『あー、あれね、、ほんと不快だわー
一緒に着替えたくないんでしょー』
『見られたくないくらい、
肌荒れしてるとかじゃないー?』
『えっ!なにそれー!!!
ちょー、ウケるw』
すれ違いざまに浴びせられる罵声に
下を向くことしかできない。
周りの視線を痛いくらいに感じる。
うん。でも、自分のせいだよね。
みんなを不快にさせてるのは
私自身だから。
言われて当たり前…
そう思いながら体育館に入った。