ーー 翌朝 ーー
「、、んっ、。」
体を起こすことすら辛い。
動くたびに押し寄せる痛みが
不安を倍増させていく。
きっとこんな体じゃ、いつもの時間に家を出ても学校に間に合わない。
そう思って早く家を出る。
自転車をこぐたびに今まで感じたことのない痛みが迫ってくる。
食欲なんてない。
昨日の夜から何も口にしていない。
何か食べたら吐き出してしまいそうだから。
おかげで、なんの気力も出ない。
「、、ふっ。」
こんな自分をまた、自嘲する。
どんだけ、弱いんだろ。
殴らせてあげること以外に
お母さんに、何もしてあげられない。
こんな無力な自分が、、
情けなくて。、、
嫌いだ。
ごめんなさい…