「あの時、気づくべきだった。」


そんなに、悲しい顔しないでよ、、

こうくん、、



「今さ、俺、すっげぇ、腹たって
ムカついて、、仕方ねぇんだよ」



そんな、悔しそうにしないでよ、、



「大丈夫。大丈夫。なんて
優の口癖はさ、、凶器なんだよ。」


っ。、、、


「自分を押し潰す、凶器。」




そうだ。



そうだよ。こうくん。



分かってる。、、そんなの。



でもね、、







「、、だからなに?、」





「優っっ!!!!」






「、、こんなに苦しんだって、、
何の罪滅ぼしにもならないなんて、
わかってる、、、、」




でもっ、





でも、、、、





「自分だけが可哀想なんて
悲劇のヒロインになるなんて
できない。したくない、、、
助けられたくなんかない。っ、、、」




嫌なんだ。




「優っ、、、いい加減にしろよっ、、」






「なにがっ、、、、?
こうくんの話しに来たんだよっ、、
もうやめよ、、この話。」


そうだ。

早く話を変えたい。


早く、、、