「ゆう… 」


「ん?」


「俺さ、ゆうのお母さんに会ったよ」


「…えっ?」


何言ってるの?


こうくん、、

意味わかんないよ…

こうくんの口からお母さんの話なんて
信じられない…


どうゆうこと?



なんで?





「最初はさ、見間違いだと思ったんだ・・・」



「うん…」


「でも、違った」



「っ…」



次の言葉を聞くのが怖い。

息苦しい…、、



「ゆうのお母さんに救われたよ」



えっ?



こうくん・・・


今なんて?



お母さんに救われた?



1ミリも予想してなかった言葉

こうくんを助ける?お母さんが?
信じられない…

ありえない…



「俺さ、死のうと思った」


「っ、、、」


「もう、終わったって、俺の人生」



こうくん・・・




「でもな、死ねなかった」



こうくんの一言一言に
胸が痛む。


言葉で伝えきれないほどの
痛みが、背中越しに分かってしまう…


「ゆうのお母さん、俺に言ったんだ
みっともないって」


「え、」


「あなたこの前の子でしょ
優のこと、どーでもよくなったのね
よかった、早く死んでよって」


お母さん…


「俺、死ぬほど嫌われてんだって思った」



ごめんね、、ごめん。



「でも、その後にな」




怖い、、




「俺、聞こえたんだ」





怖いよ…