ーー 翌朝ーーー


自分の席に着く。

私の隣の席はまだ空席
あれ?私、いつもより緊張してる?

楠木くんはいつ来るんだろ。




今日の朝はお母さんすごい優しくしてくれた。

それなのに、、 それなのにっ、

少しでもお母さんに恐怖心を持ってる私は、どんだけ、最低なんだろ。




ごめんなさいお母さん。
こんな酷い娘で、。


そんな事を考えていると
うしろから私の名前を呼ぶ声が聞こえた


「綾瀬さんっ!おはよっ!!」

「あっ、おはよう。」

「昨日はわざわざLINEさせちゃってごめん。
ありがと。」


「全然です。私の方こそ心配してくれて、
ありがとうごさいました。」

「全然だよ。お礼言われるようなこと
してないからさっ。」


っ!やっぱ。かっこいいなぁ、楠木くん。

この性格でこのお顔とか
完璧すぎる


女の子達にチヤホヤされるのも
本当に納得できる

私とはかけ離れてる素敵な人って感じ。


はじめは、関わりたくなんかないって真剣に思ってたけど、、
実際に話したりしていくうちに、
楠木くんがどんだけいい人かって、
わかった気がする。



楠木くんになら、関わっても大丈夫かな、、


こんな感覚はじめて。