「何でっ‥、、、」




そこにこうくんの姿は無くて


ただ呆然と空っぽの席を見つめる事しか
できなかった。


胸が痛い。怖い。


そんな想いの中には
当然、自分への幻滅もそこにあって‥


息苦しい。



生き苦しいんだって‥、、




無意識に唇を噛みしめる。




『あっ、ちょうどよかった〜
綾瀬さーん、ちょっといい?』



上から降ってくる冷たい誘いに
抵抗する余裕なんか無くて


ただ、その子の後ろを着いていく。