「じゃあねー!雫ー!」
「うん!また明日ーー!」
学校を終えて私はある場所に向かう。
駅前の隣の路地を通った先にある小さな店。
「雫!おかえりー。早かったねー。」
「魁音の方がいっつも早いじゃん。どうやったらそんなに早く来れるの?」
「えぇー、秘密ー。」
私はあの時、魁音に会ってからほぼ毎日のようにここで会う約束をしている。
俺のギターに合わせて歌ってよ。
そう言われた後、私は混乱して何が何だか分かんなかったんだけど、魁音の方は本気みたいで、今ではこのお店でほぼ毎日歌ってる。
本当に偶然の出会いがこんなことになるなんて。
私は魁音と約束して、家出はやめた。
でも、家では何も話さなくなった。
私が話さなくてもお母さんは何も言わなかったし、お父さんも気にしてないようだった。
家に居場所が無くなった代わりにこのお店が私の居場所になった。
毎日会ううちに呼び方もお互い呼び捨てになって、私は魁音と呼ぶようになった。
「ねぇねぇ、課題なんでいいから早く歌おうよー。」
「うん!また明日ーー!」
学校を終えて私はある場所に向かう。
駅前の隣の路地を通った先にある小さな店。
「雫!おかえりー。早かったねー。」
「魁音の方がいっつも早いじゃん。どうやったらそんなに早く来れるの?」
「えぇー、秘密ー。」
私はあの時、魁音に会ってからほぼ毎日のようにここで会う約束をしている。
俺のギターに合わせて歌ってよ。
そう言われた後、私は混乱して何が何だか分かんなかったんだけど、魁音の方は本気みたいで、今ではこのお店でほぼ毎日歌ってる。
本当に偶然の出会いがこんなことになるなんて。
私は魁音と約束して、家出はやめた。
でも、家では何も話さなくなった。
私が話さなくてもお母さんは何も言わなかったし、お父さんも気にしてないようだった。
家に居場所が無くなった代わりにこのお店が私の居場所になった。
毎日会ううちに呼び方もお互い呼び捨てになって、私は魁音と呼ぶようになった。
「ねぇねぇ、課題なんでいいから早く歌おうよー。」