私には幼馴染がいた。
それは突然幼馴染以上の関係になってしまった。
とはいっても・・・

決して恋愛感情のある話ではない!!


「紘!真紘!!」

時間なのに・・・
この男、河村 真紘は寝ている。


よしおいていこう!


「おい。どこいく」

寝起き最悪伝説をもつ男の寝起きほど最悪なものはない。
逃げよう。

「おい。」

ちなみに寝起き最悪伝説とは、なかなか起きない紘を紘母が無理やり起こしたところ、
家中暴れまくり壁には穴を開け、最終的に階段を転げ落ち足を捻挫したという話だ。
まぁ紘が小学生のときのことだけど。


それ以来なぜか起きない紘を起こす仕事は私に回ってきている。


私が無理やり起こしたときはたまたま大暴れしなかったせいだけど。



「おい。無視かよ」


「散々寝ていたお前が言うな!!」