「お嬢ちゃんはノアの恋人やろ??それも人間の子の!」



?!って事はこの人がノアのおじいちゃん?!


想像してたのと全然ちがくて、ニコニコした優しそうなおじいちゃんだった。


もっと怖そうな…お前達の交際は認めん!この人間がァ!って怒られたりしちゃうのかと思った…



「は、はい!!ノアの恋人の……。あ、も、申し遅れました!ひなっ…日向…ォ音羽ですっっ!!!」



噛み噛みの自己紹介にノアのおじいちゃんは笑っていた。


挨拶くらい普通に出来ないのかといきなりボロが出ちゃった気がして悔しかった…



「ハハハッ!音羽ちゃんか!面白くて可愛いのぅ〜!そんなテンパらなくても良いで〜!ワシはレオナルド。レオジィとでも呼んでくれなぁ!よろしく〜」



「レオジィ!!」



そう呼ぶとニコッと笑う。
可愛いレオジィにすぐに心が開く。



「実はな、ここの手入れをちと手伝って欲しかったんや!!ワシだけだと大変でなぁ〜。それにあのノアの恋人がどんな子か気になってな〜?」



や、やっぱりレオジィは私を品定めしようとしている!!いくら偽物とはいえ気が入る。



「安心してや〜品定めしようなんて思っとらんよ〜単純にどんな子か気になっただけ!」



心を読まれたかのようにレオジィは言う。