ガチャっとドアが開きノアが入ってくる。



「……寝てる…色々話すと言っていたのにな…まぁ無理もない…明日でいっか…」



ノアが帰ってきたのは日付が変わった頃だった。


ノアは音羽に毛布を掛ける。



「ん〜…はっ!!!寝てしまった!!!!」



いつの間にか寝てしまった私。
飛び起きる。



「あ…起こしちゃったか…すまんな…」



「いや!!!勝手に寝ちゃってすみません!!毛布ありがとうございます!」



私としたことが!!つい寝てしまった。


しかもノアに気を使わせるなんて!!



「いいなら良いが…眠いか…?寝るならベッドで寝ろ…」



そ、それって一緒に寝ろって事?!



「いえ!私のような居候、ソファで十分です!」



「いや…女にソファで寝かす男が何処にいる…俺がソファで寝るからお前はベッドで寝ろ…」



勝手にひとりで盛り上がってたが違ったみたいだった。恥ずかしくなる。


でも本当、ノアがソファで寝るくらいなら私が…って言っても聞いてくれないんだろうな…


それなら一緒に寝ればいいよね。


あれ、そういう問題ではないかな??


だってこんなでかいベッドだよ???


くっついて寝る事なんてそうないと思うし。



「な、なら一緒にベッドで寝ません??」



「……お前それは誘っているのか…?」



?!急に無表情でいうノアに顔が赤くなるのがわかる。



「冗談だ…それならベッドで寝てくれるんだな…?」



からかわれたのか…いやでも、顔は笑ってないし…まぁいっか。




「はい!…というか…色々お話をしてくれるとか言ってましたよね!」



「あぁ…そうだな…恋人役である以上俺のことお前の事知っておかないとな…」



そう言うとソファの私の隣に座りたくさん話してくれた。