脱衣所で服を脱ぐ。


脱衣所でさえ普通以上に凄いのにお風呂どんな何だろうか…


ドアを開けそこの大きさや凄さに驚きを隠せない。



「なっ、なんじゃここおおおお!!!!でかっ!広っ!!!凄おおおっ!!!」



さっき大声出すのはやめようって言ったのにも関わらず大声を出してしまった。


しかもお風呂で更に響くと言うのに。


目の前には、タイルの床に、大きなお風呂が何種類か…その中には薬草湯らしきものからお花が散らばっていたり色々だった。


このタイルって大理石とか言うやつなのかな…


いや分からないけど…だってそんなの良く見たことないし…


雰囲気は温泉みたいな感じだった。
ちょっぴり洋風の。


お風呂ってどこも殆ど共通なのかな…


なんて考えてもどうしようもないものを考えて身体と頭を洗う。


そして待ってましたとばかりにはしゃぎちょっと小走りになりお風呂に向かう。



お風呂では走っちゃいけないんだよってよく言われるなぁって思っていたところだった。




「うわっ!!!」




滑ってお尻から転びそうになる。


すかさず手をついたからあまり痛い思いをしなかったが
ほら見てみなさい、と誰かに言われたような気がした。


ここのお風呂のお気に入りは窓際にある、
このひとりサイズの小さくて白いお風呂かな…花びらのお風呂もナカナカだわ!


よく温泉にあるタルのお風呂あるじゃん?サイズ感はアレみたいなの…あれ何故か落ち着くよね。


そうゆっくりお風呂に浸かっていると、いつの間にか30分くらいお風呂に浸かっていた。


全種類入った所で手はふやけ、目が回っていた。




「は〜やばい、入りすぎた〜」



そう言いながら脱衣場に向かう。


身体を拭き用意された浴衣に腕を通す。


こんな洋風のお屋敷にも和風の服あるんだ…


なんて思いながら外に出る。