直接では無いにしろ、すべて俺が切り捨てた。


素直に認めよう、俺の力不足であんなことが起きてしまった。




「ではノア様、私は外にいますので何か御用があればお申し付けください。」



最後の一人は俺だけで話したいと
ローレスを説得した。





そしてこの男、ルイは………


主犯であったあの男。





玄関に入るとキャピキャピと近寄ってきた、ルイの子ども。



「ロン、久しぶりだな。元気だったか?」



ちっこくてくりっとした目で俺を見るロンの頭を撫でるとニカッと笑ってうん!といった。


そうか、と言い釣られて笑う俺にロンが言った



「王さま笑顔が増えたね!いつも怖い顔してるイメージだったから!!」



「ロン!ノア様になんて失礼なことを!」