「くっそ…この結界が邪魔だ。女、こっちに出てこいよ。」



何度も入ってこようとする目の前の怖い男。


ノアの結界が凄いとわかる。


ノアを馬鹿にされて思わず身体が前に出たけどそこは抑えた。



「生憎、なにかされるかもしれないって分かっててはいそーですかって出てくお馬鹿さんじゃないんですよーだ!!それにノアに出ちゃダメって言われてるんだから!」



ノアのこと、ジルさんのこと、すごく気になるけどここで出ていったらいけない気がして、またみんなに迷惑がかかる気がした。


だからお屋敷に入ろうと回れ右をして歩き出した。