「なーなー、女よ。王様と付き合ってるんだってな??」



男がニヤニヤして話しかけてきた。


もう帰るんだ。


付き合ってることになるのかな…?


黙っていると



「なんだよ、無視?あんな奴のどこがいいんだよ、無表情で何考えてるか分からねーしな?人形みてーだな!感情無いんじゃないのか?ハハッ」



ノアを嘲笑った男。


ノアを馬鹿にされた事にイラッときた。



「……あなたに何がわかるって言うんですか!ノアにだって感情はあるし、表情だって…」



表情…そーだ…私ノアの怒った顔しか見たことないんだっけ…


しかもそれは私がさせてしまった…



「表情がなんだよ??威勢はいい癖に肝心の所で黙ってんじゃねーよ」



男はこっちに近づいてきた。


もちろん門のところで弾き飛ばされていたけど。