「いたーいっ!」


やっぱりな……



やってきた夕食の時間。


不器用苺花は野菜を切るなり、人指し指を怪我した


予想はしていたものの……
案の定、こうなったか。


「ったく。だから心配って言ったのに……」


「!?京ちゃん!?」


苺花の血が出ている人指し指を
パクっと自分の口に入れると吸った



口の中に広がる鉄の味。