高校入学当日
学費さえ払えば普通に通える高校に入学。
特別頭が良かったわけじゃないけれど上位には居るくらいの成績だ。

白百合の制服が可愛くて選んだんだ!

白いブレザーにブラウンのチェックのスカート
ネクタイかリボンか選べるから私はリボンにした。

りおは隣ではしゃいでいる。りおとは中学校
の頃からの親友だ。
桜並木の下を子供みたいに桜!見て!綺麗〜!って
子供みたいにはしゃぐりおはホントに可愛くて
私まで笑顔になる。

のあ「だねっ、でも桜って散るの早いんだよなぁ。せつなーっ。」

りお「そこがまた桜の見どころだよね。いっつも咲いてたらつまんないじゃん(笑)」

2人で学校までの道のりを楽しみだねとか、
ドキドキするねってたわいのない話して歩いていると
あっという間に学校に着いた。

沢山の生徒達が正門に向かって入っていく。

りお「見て!あの人イケメン!あっちの人もイケメン!!」

のあ「りお〜好み見つけるの早すぎ(笑)」

りお「えぇーだって皆この高校で過ごす愉快な仲間たちだよ??ちゃんとイケメンターゲットしとかないと誰かに取られちゃうもんっ!ちゃんと次こそ素敵な彼氏GETするんだもんっ」

りおは中学の頃大好きな彼氏に浮気されかなり恋愛には奥手になっていたんだけど数日前からいきなり絶対高校生になったらいい彼氏作る〜ってずーっと嘆いてたっけ(笑)

のあ「まだ初日ですけど??それにイケメンさんにはもう既に彼女居ますパターンが多いっしょ(笑)」

りお「あぁたしかに…じゃ彼女居ないイケメン探そーっと」

りおは教室に向かうまでの間キョロキョロイケメン探しに夢中(笑)

のあ「絶対怪しまれるってりお(笑)」

りお「へーきへーき!!」

っっ。

のあ「ごめんなさいっ、お怪我ありませんか?」

横目でりおを見てたら目の前で誰かとぶつかった。
パッと見上げるとそこには高身長イケメンな人が
立っていた。でもちょっとヤンチャそうな(笑)

れお 「へーき。君こそへーき?」

のあ「はいっ、全然大丈夫です。よそ見していてすみません。」

れお「そか。あれ?1年生?俺3年。れお、よろしくな。」

のあ「はい、1年です。のあです、よろしくお願いします。先輩」

りお「私りおです!よろしくお願いしまーす」

れお「のあちゃんにりおちゃんね。じゃ俺行くわ」

のあ、りお「はいっ、失礼します。」

れお先輩は目の前をスタスタと自分の教室まで向かっていった。振り返って笑顔で手を振ったりして(笑)

りお「ねーー今の先輩ちょーかっこよくない?やばいんだけどっ!!」

テンション高くりおが話しかけてきた。

のあ「うん、かっこいい人だったね〜。きっとあのお方はモテるであろう」

りお「だよねぇ、あぁあんな人と付き合えたら幸せだろーなー」

のあ「それ顔だけやんっ(笑)まだあの先輩の事何にも知らないよ〜」

りお「今は顔だけでいーの!是非今後ともお近づきになりたいな!」

のあ「なれるといいね」


この時はまだかっこいい先輩ってしか思ってなかったんだ。


のあ「りお!クラス一緒で良かったぁ」

りお「ほんとそれ!離れ離れになったら泣くところだったよぉ」

のあ「泣くほどでは…(笑)」

りお「えぇ、じゃあいいのかー?りおが他のお友達に取られても」

りおは可愛く拗ねる。

のあ「りおは物じゃないよ〜(笑)りおが他のお友達が出来ても私もりおの友達なのは変わらないよ〜」

りお「やだっ、りおの親友って呼べる人はのあだけでいいの!お友達は作るけど(笑)」

のあ「わがままだなぁ〜(笑)でも私も親友はりおだけでいいかな!えへへ」

りお「のあだいすきっ」

りおが勢いよく抱きついてくる。

のあ「痛いよりお〜離して!」

こうして高校生1日目が始まって
新しい出会いがあった。