(ここで話しかけないと一生後悔するかも知れない…
もう腹をくくる!)
そうして、私は理奈ちゃんに話しかけた。
「り、理奈ちゃん。おはよう…!」
「あ…うん。聖花ちゃんだっけ?話すの初めてだね」
理奈ちゃんは私が感じていたより好意的で、心底安心した。
「聖花ちゃん、白と結構一緒にいたけど、いいの?」
理奈ちゃんは私に疑問を投げ掛けた。
「うん…、理奈ちゃんとも、話してみたかったんだ」
嘘
ではない。
だって本当に理奈ちゃんと話してみたかったんだ。
本当に…
白の性格が嫌だったとかじゃない。
まだ少ししか話してないのに、そんなこと決められないもん。
それから私は、積極的に理奈ちゃんに話しかけるようになっていった。