「アイルの声が廊下まで響いてたぞ?何してるんだお前は…」

「リオン様…ルナ様はお薬を拒否されてるんです」


リオン様の言葉にアイルが答える
すると、リオン様が私をじーっとみる


「子供か…お前は…」


リオン様にこの痛みが分かるものですか
凄く痛いんですよ?!


「痛いのか?浸みるのか?それで飲みたくないのか?」


そうです
私は自然治癒に任せる事にしたんです


「しかし、そんな我が儘聞かない。薬を飲んでもらう」


そう言うと…リオン様が私を抱き上げ座る
ベッドに座るリオン様に横に抱っこされている

逃げようとしたが…私を捕まえる腕はビクともしなかった


「アイル。薬」

「はっ…は、はい!」


驚きの展開に見ていたアイルも固まってたらしい
慌ててリオン様に薬を渡している


あぁ、リオン様に薬が渡ってしまった…