ネックレスが答えた。


「みんな待ってるんだ」


本が答えた。


「また、このメンバーで写真を撮ればいい」


写真が答えた。


「ルキ、心配はない。もし不安や心配事ができれば、その時にはお前の心の中から話しかけてやる」


カエルの言葉に僕は笑った。


「心の中から?」


「あぁ。俺の魂の声だ」


その言葉に僕は笑顔を消した。


「カエル、君は消えるの?」


「……さぁ、どうかな?」


カエルはそう言い、僕に背中を向けたのだった。