愛菜もそう言う。


「ルキの事を悪く言われたんだ。黙ってるワケにはいかないだろ」


良がそう言い、ベッドで横になっている僕の顔を覗き込んでいる。


不意に、僕の近くに誰かの気配を感じて僕は周囲を見回した。


「眠っている自分と感覚がリンクしているから、近くに誰かがいるような気配を感じるんだ」


僕が疑問を口にする前に、カエルがそう説明をしてくれた。


「そうなんだ……」