だけど自分が想像していたよりもずっとひどい状況にいたらどうしようかという不安も大きかった。


3人が病室をノックすると、僕のお母さんが部屋から出て来た。


久しぶりに見るその顔は、随分と老けてしまったように見えて胸が痛んだ。


きっと僕のせいなのだろう。


僕が車に轢かれたりしたから、お母さんは一気に老け込んでしまったのだ。


僕は自分の心臓あたりをギュッと掴んだ。


その心臓は確かにしっかりと動いている。


3人が病室へ入って行くと、その中には愛菜と真琴とミサの姿があった。


「みんな……」