するとアクセサリーを売っているお店があった。


「綺麗・・・・・・・・。」


私が見つけたのは水色のとんぼ玉。


「これ綺麗だよね。1個1個手作りなんだよ。」


「へー!凄いね。あっ、これ二つある?」


私はとんぼ玉をネックレスにしてもらって、急いで奈乃香の所へ戻る。


「あっ、由紀!!やっと見つけたーー。」


「ごめんごめん。これ!!」


お揃いのとんぼ玉を見せると奈乃香の顔がぱっと明るくなった。


「綺麗!!なにこれ、とんぼ玉!?」


「うん。お揃いだよ。奈乃香にあげる。」


「本当!?ありがとう、由紀!!」


大事そうにとんぼ玉のネックレスを受け取って光にかざしている。


とんぼ玉が光にあたってキラキラしている。


「本当にありがとう。・・・・・・これからもよろしくね、親友。」


微笑みながら奈乃香が言った。


私は嬉しくてこくこく頷いた。


「もちろんだよ。大好きだよ、親友。」