恥ずかしくなって私は1人東吾の前を歩く。
「ごめんごめん。ほら、行くぞ。」
私の後ろにいたのに、東吾が前に出て私の手を握る。
私は嬉しくて1人後ろで微笑んでいた。
東吾について行くと、先輩達のクラスのカフェに着いた。
「美味しそうだねー!私はパンケーキにしよっかなー!」
「じゃあ俺はカレーにしよ。俺頼んでくるから座ってて。」
私は窓側の席に座った。
外も人がたくさんいて凄く盛り上がってる。
「お待たせ。」
「あっ、ありがとう。出来上がるの早いね。」
東吾の両手にはパンケーキとカレー。
「先輩に言ったらすぐに作ってくれた。多分前もって作られてあったのかもしれないけど。」
「そっか。じゃあいただきまーす!」
パンケーキはちょうどいい甘さでホイップクリームがのっていて凄く美味しかった。
東吾とバスケの話をしながら食べていると、急にポケットの中を探し始めた。