腕をまくってリストバンドを見せると男の子の表情が明るくなって、
「俺も!!」
そう言って腕をまくると、私と色違いのリストバンド。
「同じだな!!バスケ!!」
そう言って笑う男の子は会ったときとは全然違う笑顔で笑っていた。
「びっくりした。えっと、東吾もバスケ部だったんでしょ?」
「うん。・・・・・・俺も今、最後の試合してきた。中学最後の試合。公式じゃないけどな。」
「私もだよ。・・・・・・・楽しかった?」
「まあな。・・・・・でも俺も負けたよ。試合。」
「負けたのに楽しかったの?」
私が不思議そうに聞くと男の子はクスッと笑った。
「負けたって、バスケは楽しいじゃん。まぁ、勝つのが1番だけどな。由紀だって楽しいからやってこれたんじゃないの?」
「・・・・・・・・そう、だね。でも私の場合はそのライバルに勝ちたいって気持ちの方が大きかったかな。」
「俺も!!」
そう言って腕をまくると、私と色違いのリストバンド。
「同じだな!!バスケ!!」
そう言って笑う男の子は会ったときとは全然違う笑顔で笑っていた。
「びっくりした。えっと、東吾もバスケ部だったんでしょ?」
「うん。・・・・・・俺も今、最後の試合してきた。中学最後の試合。公式じゃないけどな。」
「私もだよ。・・・・・・・楽しかった?」
「まあな。・・・・・でも俺も負けたよ。試合。」
「負けたのに楽しかったの?」
私が不思議そうに聞くと男の子はクスッと笑った。
「負けたって、バスケは楽しいじゃん。まぁ、勝つのが1番だけどな。由紀だって楽しいからやってこれたんじゃないの?」
「・・・・・・・・そう、だね。でも私の場合はそのライバルに勝ちたいって気持ちの方が大きかったかな。」