「由紀ナイシューーー!!」


段々涼しくなってきて、季節は秋です。


暑い夏が過ぎてそろそろ文化祭が始まろうとしてる。


バスケ部は毎年お好み焼きらしいけど、クラスでは何か違うことするのかな?


高校にも慣れてきて、バスケの方も楽しくやれてる。


「はい。集合ーーー!!」


小林先生に呼ばれてみんなが集まる。


「明日から文化祭始まって、部活が2日間なくなるがハメを外して怪我しないように!!後、売上ちゃんと数えておけよー。解散!」


「「「「「ありがとうございました!!」」」」」


いよいよ明日から始まるんだー!


実は昨日の夜に奈乃香と一緒に回ることにしたんだー!


あぁー!楽しみすぎる!!


「明日からシフトごとに動いてねー!自分のシフト忘れないようにー!」


「「「「「はい!!」」」」」


私が真由とワイワイ話していると後ろから東吾が来た。


またいつものように頭にタオルをかけられる。


真由はふふっと笑って「行ってらっしゃい。」って言う。


何回もこんなことあるから行ってらっしゃいなんて言われるんだけど。


私は急いで着替えて体育館の外で東吾を待つ。


「お待たせ。行くか。」


「うん。」


特に何かある訳じゃないけど、帰りはいつも一緒に帰る。


私にとってはそれが何より嬉しいんだけど。