外周して、シュート練習して、外周して、アップして、ゲームして、クールダウン。


これが1日の練習メニュー。


辛い時もあるけど、なんか楽しいんだ。


だから、続けられてる。


中学の時は悠香に勝つためにって思ってやってきたけど、今は楽しむためにやってる。


心の持ちようが違うだけでこんなにも楽しいんだ。


練習後、バスケ部全員が顧問に集められた。


「えー、毎年恒例の合宿の日程が決まった。」


先輩達は嬉しそうな人と、嫌そうな人とで半分だ。


「今回の合宿は二泊三日だ。今からプリント渡すから親にちゃんと見せろよー。1年は先輩に聞いて準備しとけよ。じゃあ、解散。」


「「「「「「ありがとうございました!!」」」」」」


小林先生が帰ると女子と男子のキャプテンが前に出る。


「ということなので、一年も含めて連絡します。えっと、日にちは来週の水曜日から金曜日です。場所はここから2時間くらいの海が近くにある体育館です。泊まる場所は近くのペンションらしい。だから、キャンプ場かな?」