次の日は委員会決めだった。


由紀が響と仲良く話しているのを見て腹が立った。


完璧ヤキモチだ。


響には伝わっていたみたい。


正直、由紀が一緒に入部届出しに行こうと言ってくれた時は嬉しかった。


響が珍しいって言ったのは由紀の一言で機嫌が良くなったから。


いつもの俺なら1日中むつけていたと思う。


顧問の先生もいい先生そうだ。


これから練習出来ると思うとワクワクしてきた。


隣でお腹すいたと言っている由紀をからかうと俺は走って逃げた。


後ろから追いかけてくる由紀。


なんか、由紀をいじるのが楽しいんだよな。


って俺は小学生かよ!


追いついた由紀は息が切れていて、速く走りすぎたことをちょっと後悔した。


由紀はブラコンって言われるのが嫌いらしい。


由紀が俺の隣に並んで歩く。


20cmくらい違う身長差。


俺は由紀の歩幅に合わせて歩く。