「来週から部活始まるんだっけ?」


「うん。そうだよ。」


「楽しみだな。早くあの中に入ってバスケしたい。」


「そうだね。」


私達は新しいスタートを切った。


お互いに色んな思いを抱えながら、ここで1から始めるんだ。


並んで歩く私達の腕には、白と赤のリストバンドがついてある。


爽やかな春の風が私達の間を吹き抜けた。