その後も順調に進んでやっと委員会決めが終わった。


「じゃあ委員会ごとに集まって自己紹介しろよー。まだ最初だからな。」


私は東吾の後ろに隠れて響君のところへ行く。


「おっ、この子が由紀ちゃん?よろしくねー!」


「・・・・・・よろしく。」


「あははは!そんなに緊張しなくてもー。悪い人じゃないから!」


悪いじゃないって自分で言うところからしてこの人変だ・・・・・・・


「まぁ、こういう変なやつだけど響は信頼出来るから大丈夫。ただ、めっちゃうるさくてバカなだけ。」


「バカとは失礼な!!」


1人で楽しい人だなーって思った。


「えっと、響君のことよく知らないんだけど、何部なの?」


「俺?俺はサッカー部!!めっちゃドリブル得意だから!!」


「ふーん。そうなんだ!」


徐々に響君とも話せるようになってきた。


でも隣にいる東吾がちょっと怒っているように見える。


「東吾?・・・・・なんか怒ってるの?」