絶対負けられないって思った。


由紀の事が好きってこともあるけど、たった1人、俺のライバルだから。


今日こそは絶対に勝つ。


それに、由紀に迷惑かけるなんてマジでごめんだね。


俺は颯十に負けじと追いかける。


でも、俺を交わしてシュッとボールん放つ。


そして、


「こんなもんなの?」


耳元ですれ違いざまに言われた。


マジで、勝つ。


こんなチームプレーを大事にしない奴なんかに負けたくない。


俺は必死で颯十に食らいつく。


でも、どんどん決められていくシュートに俺は追いつけなかった。


そして鳴った、試合終了の合図。


俺はその場に佇んだまま。


そして、


「まぁ、また今度やろーな。あっ、その頃俺の隣には由紀ちゃんがいるかもな。」


それだけ言ってコートから出る。


俺もみんなの元へ帰る。


由紀が俺のところにドリンクを持ってきた。


俺はそれだけ受け取って体育館の外に行く。