真紅を傷つけたもの、調べよう。
 

最期の時に手を握っていると約束した。
 

だからその時は出来るだけ――未来の方がいい。
 

真紅の子供とか、見てみたい。
 

絶対、可愛い。


(……俺、相当変か?)
 

自分との間の子でなくても、真紅の子であるというだけで絶対可愛がれる自信がある。
 

……まあ、遠くから見守ることは出来ても、傍にいくことはないのだが。
 

真紅に似た子供だったらいいなー、と、にやける顔を見られていたことには気づかなかった。